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「介護保険制度」~医療保険同様に一律3割負担を!100の行動37 厚生労働3
初稿執筆日:2013年9月27日
第二稿執筆日:2015年9月30日
介護保険という制度は新しい制度だ。ドイツにおける介護保険制度を参考にして制度設計され、2000年にスタートした。高齢化社会の進展に伴って、介護が必要な高齢者が増加するのは当然のことである。諸外国でも高齢者の介護を社会においてどうマネージしていくかは共通の課題だ。日本でも、政府の社会保障改革の中で介護制度の改革も当然議論されてきた。社会保障制度改革国民会議が2013年8月6日にまとめた最終報告においては、医療や介護、予防、生活支援を一体的に提供する地域包括ケアシステムの構築の重要性が示されている。しかし、決定的に欠けているのは、介護保険制度の財政をどう持続可能にするかという視点だ。
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年金制度改革 抜本的な問題解決から逃げるな! 100の行動36 厚生労働2
初稿執筆日:2013年9月20日
第二稿執筆日:2015年9月30日
読者の皆さんは、サザエさんに出てくる磯野波平さんの年齢をご存知だろうか。サザエさんの時代は、高度経済成長期。波平さんやマスオさんは正社員として働きに出て、お母さんは専業主婦だ。磯野家も3人姉弟妹であるように、人口ピラミッドも三角形だった。そして、肝心の波平さんの年齢は、なんと、54歳だ。あの時代の54歳は、波平さんのように年老いていて、もうすぐ定年を向かえ、60歳から年金生活に入るという時代だったのだ。しかし、今の日本の54歳はもっと若々しい。高齢者といってよいか分からないが、いずれにしても、より長く社会で活躍し、社会を支えることが可能になっているはずだ。
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医療保険―高齢者を含め自己負担を一律3割にせよ! 100の行動35 厚生労働1
初稿執筆日:2013年9月6日
第二稿執筆日:2015年9月17日
2013年の国民医療費は、41.8兆円で、内訳は保険料が約20兆円、患者の自己負担が約5兆円、公費が約16兆円となっている。現在でも国民医療費は巨額だが、今後高齢化社会の進展に伴って、厚労省の推計ではこれが2025年には54兆円にまで増加する。日本には、世界に誇るべき国民皆保険、国民皆年金、介護保険といった社会保障制度がある。これは確かだ。すべての国民が保険証1枚で低価格の医療サービスを受けることができ、世界でも最長の長寿社会を公的年金と介護保険が支え、生活保護のセーフティーネットも備えられている。
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日銀 「異次元の金融緩和」の次には「異次元の政策出動」を! 100の行動34 金融3
初稿執筆日:2013年9月6日
第二稿執筆日:2015年9月17日
「異次元緩和」と呼ばれる日銀の量的質的金融緩和はアベノミクスの柱だ。日銀による異次元の金融緩和の行く末がどうなるか、数年後の日本経済がどのような方向に進むかについて確かなことは、いまだ誰にも分からない。しかし、一旦、この政策に舵を切った以上、政府は金融政策、経済政策を一体として日本経済を破綻させず、成長軌道に押し戻す責任がある。
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