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医療保険―高齢者を含め自己負担を一律3割にせよ! 100の行動35 厚生労働1
初稿執筆日:2013年9月6日
第二稿執筆日:2015年9月17日
2013年の国民医療費は、41.8兆円で、内訳は保険料が約20兆円、患者の自己負担が約5兆円、公費が約16兆円となっている。現在でも国民医療費は巨額だが、今後高齢化社会の進展に伴って、厚労省の推計ではこれが2025年には54兆円にまで増加する。日本には、世界に誇るべき国民皆保険、国民皆年金、介護保険といった社会保障制度がある。これは確かだ。すべての国民が保険証1枚で低価格の医療サービスを受けることができ、世界でも最長の長寿社会を公的年金と介護保険が支え、生活保護のセーフティーネットも備えられている。
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日銀 「異次元の金融緩和」の次には「異次元の政策出動」を! 100の行動34 金融3
初稿執筆日:2013年9月6日
第二稿執筆日:2015年9月17日
「異次元緩和」と呼ばれる日銀の量的質的金融緩和はアベノミクスの柱だ。日銀による異次元の金融緩和の行く末がどうなるか、数年後の日本経済がどのような方向に進むかについて確かなことは、いまだ誰にも分からない。しかし、一旦、この政策に舵を切った以上、政府は金融政策、経済政策を一体として日本経済を破綻させず、成長軌道に押し戻す責任がある。
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東京をアジアNo.1の金融市場に!(2) 100の行動33 金融2
初稿執筆日:2013年8月30日
第二稿執筆日:2015年8月11日
2013年7月、東京証券取引所と大阪証券取引所の現物株式市場が統合した。これにより、東証の上場企業数はこれまでの約1.5倍の3423社に膨らみ、世界3位に浮上した。今回の統合は現物株式市場のみだったが、来年3月にはデリバティブ(金融派生商品)市場を大証に集約する。しかし、これは、国際競争力強化に向けた第一歩に過ぎない。
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東京をアジアNo.1の金融市場に!(1) 100の行動32 金融1
初稿執筆日:2013年8月23日
第二稿執筆日:2015年8月11日
2015年現在、日本には個人の金融資産が1708兆円、企業の内部留保が354兆円あるにも関わらず、、日本の金融・資本市場は国際的な強さを持っていない。その原因は、1500兆円の個人資産、企業の資金、年金基金、大学基金といった資金が、リスクマネーとなって投資に回っていないためだ。
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税制の抜本的な改革を!<歳入改革> 100の行動31 財務5
初稿執筆日:2013年8月16日
第二稿執筆日:2015年7月23日
バブル崩壊前の1990年、日本の税収は60.1兆円であったが、2013年には42.3兆円まで落ち込んでしまった。財政再建を成功させるには、聖域無き歳出削減と同時に、歳入の増加が不可欠だ。そのための経済成長戦略を進めるとともに、経済成長の果実を税収として着実に国庫に吸収させることが財政再建の上では極めて重要だ。
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聖域なき歳出改革を!(独法改革、政府調達、特会改革等)100の行動30 財務4
初稿執筆日:2013年8月9日
第二稿執筆日:2015年7月23日
前回の提言において社会保障費削減の方策について提言した。歳出改革の本丸は社会保障費の削減だが、当然それ以外の分野でも行政改革の努力を怠るべきではない。分野別に各論を進めると、文部科学分野、国土交通分野とすべての省庁の所管する行政分野に議論が波及するが、それらの論点については、この後の各行政分野への「行動」において提言を行うこととし、今回は、分野横断的な歳出改革について、提言を進めたい。
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聖域なき歳出改革を!(社会保障)100の行動29 財務3
初稿執筆日:2013年8月2日
第2稿執筆日:2015年7月7日
日本は非常に厳しい財政状況にもかかわらず、社会保障に多額の国費を投じてきた。これまで、小泉改革を唯一の例外として、財政再建の努力は社会保障分野「以外」の分野でのみ行われてきた。その結果、教育や科学技術、子ども等への将来投資には十分な国費を回すことができなかった。
未来を担う子供達に良い日本を引き継ぐためにもこの異常な状態を一刻も早く止めなければならない。今すぐに社会保障費の削減に切り込まなければ、財政再建は行えず、未来への投資が行えなくなる。
社会保障費の削減は当然ながら痛みを伴う。しかし、歳出改革の本丸は社会保障費の削減であると言えよう。避けては通れない。
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歳出削減のしくみを政府に組み込め!100の行動28 財務2
初稿執筆日:2013年7月26日
第二稿執筆日:2015年7月7日
ギリシャやアイルランドzの財政破綻は記憶に新しい。2012年当時、破綻寸前にあったギリシャ財政を、厳しい緊縮財政を受け入れることを条件にEU、IMF、民間金融機関などが大規模に介入して支援した。しかし、今年(2015年)はじめに厳しすぎる財政再建を批判して当選したチプラス首相は、EUの財政再建路線に反旗を翻し、6月、ギリシャはIMFからの融資を期限までに返済することができず、先進国で初めての事実上の債務不履行(デフォルト)に陥った。
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財政再建の道筋を!100の行動27 財務1
初稿執筆日:2013年7月5日
第二稿執筆日:2015年6月17日
日本の国家財政が危機的な状況にあると叫ばれてから、10年以上もの時間が経過した。今や、国および地方の長期債務残高は、2012年度末で940兆円と、GDPの196%に及んでいる。
国民は1人あたり730万円強の借金を背負わされている計算となる(日本の総人口1億2800万人(2010年))。これは赤ん坊からお年寄りまですべて含めた人口で算出した数字であり、1世帯あたりの返済必要額を算出すれば(日本の世帯数5184万世帯(2010年))、1世帯で1800万円強の借金を返さなければならないのが今の日本の財政の現状である。
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安全保障政策の司令塔を!100の行動26 防衛4
初稿執筆日:2013年6月28日
第二稿執筆日:2015年6月5日
これまで、防衛に関する「行動」について提言をしてきた。普通の国として自国を守るための制度設計、厳しい財政制約の中で強靭な防衛力を保持するための防衛力の選択と集中、宇宙やサイバーなど最新分野への備えといった3つの「行動」だ。
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